冬のイベント『ペンギンパレード』
もともと大阪には冬のこれといったイベントはなかったが、ここ十数年で新たに定着させつつある。まず冬の大阪のイベントとして「光のルネサンス」が年々盛り上がってきている。大阪市役所周辺から中ノ島公園までイルミネーションやライトアップを楽しむイベントである。この中ノ島公園は日中でも美形な公園だが夜の花のライトアップはまた昼と違う顔を見せる。光のルネサンスは12月半ばからクリスマスまでやっているのでカップルのデートスポットにも適し、又一人で見ても大変美しい光のイルミネーションに別世界に来たかのようだ。
他に大阪の有名な水族館「海遊館」ではペンギンパレードが冬の恒例イベントになっている。オウサマペンギンが数羽で行進するという普段は見れない珍しいとても可愛い姿が見られる。ペンギンパレードはだいたい12月半ばから1ヶ月少しの間1日3回行われているが詳細はけっこう日にちが近くならないと発表されない場合があるのでホームページ等で確認して行かなければならない。そして海遊館も冬限定で夜にイルミネーションが見られる。水族館の生き物を模ったものや、生き物がイルミネーションを点火したりと、可愛らしくファンタジーあふれる幻想的な空間になる。
冬というと雪を使ったイベントを思いつくが、大阪の様に雪がほとんど降らない地域ではイルミネーションに力を入れてきている感がある。
夏のイベント『なにわ淀川花火大会』
大阪の夏を彩るイベントといえば、なにわ淀川花火大会。毎年8月の第2土曜日に開催されているイベントです。
地元の企業・商店やボランティアによって運営されている、手作り感のあるアットホームな花火大会ですが、打ち上げられる花火は盛大。淀川にかかる、阪神高速11号池田線の橋と、十三バイパスの橋との間で、水上から放たれる花火は百花繚乱の趣き。嗜好を凝らしていて、花火の色・大きさ・形はもちろん、広い空間を活かしたダイナミックな演出が素敵です。七色に染まる夜空はロマンチック。エンターテイメント性も高く、まるで光が主人公のお芝居を見ているかのようです。花火打ち上げは約30分間なのですが、時間はあっという間に過ぎてしまいます。はかなく刹那なのも、花火の魅力でしょう。
また、花火には癒しの効果もあると思います。夏の暑さによる疲れも吹き飛ばしてくれます。
この花火大会は平成元年に始まったイベントなのですが、我が家では毎年、浴衣で着飾って昼過ぎから家族全員で出かけていって、大阪北区側の河川敷のベストスポットを陣取るのが恒例となっています。数ある花火大会の中でも、淀川の河川敷から花火を鑑賞できるというロケーションが気に入っています。